平安時代末期の歌人 西行(さいぎょう)は 自らの死期をこう詠みました
願はくは花の下(した)にて春死なむ そのきさらぎの望月(もちづき)のころ
(願いは 桜咲く春に逝くこと それも二月十五日の満月の頃だ)
消えようとする生命の輝きを 散りゆく桜に投影しています
なんとも 壮絶な詩ではありませんか
西行に限らず 古来より現代に至るまで 人の死は
切なくて 悲しくて やり場のない感情が溢れます
その相手が 親しく近しい間柄であればあるほど
慟哭(どうこく)は大きくなります
天理教教祖は 人の死を「出直し」と呼ばれ
「死とは 古い着物を脱ぐようなもので その魂は
いずれ新しい着物を纏(まと)い この世に還(かえ)ってくる」
と仰せになりました
「悲しむな」ではなく
「むやみに悲しまずに 魂の生まれ変わりを信じて 前を向こう」と教えられたのです
天理教の死生観を一緒に勉強しませんか
私たちは あなたの訪れをお待ちしています
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